スペシャリストとして働き、診療看護師へ。八尾徳洲会で広がる看護師のキャリア

Nさん(がん薬物療法認定看護師/臨床腫瘍センター)
2018年2月、八尾徳洲会総合病院に入職。臨床腫瘍センターで、外来化学療法(ケモ室)を主戦場に働く、がん薬物療法認定看護師。現在は診療看護師(NP)を目指して大学院で学びながら、臨床の幅をさらに広げることに挑戦中。
<目次>
・認定看護師を目指したきっかけ
・八尾徳洲会を選んだ理由
・認定看護師としてのやりがい
・診療看護師への挑戦
・次の一歩を考えている方へ
|29歳で看護師へのキャリアチェンジ
看護師になる前、市役所で働いていました。安定はあったと思います。ただ、自分の中で「このまま同じことを続けるのは、ちょっと違うかもしれない」と感じていました。仕事が嫌というより、「もっと人に近いところで働きたい」という気持ちが強くなっていったんだと思います。
そんな時に、たまたま摂食障害(拒食・過食)の方について書かれた本を読みました。「こういう方たちに関わりたい」と思いました。でも、市役所の仕事でその領域に関わるには、異動を待つ必要がある。いつになるか分からないのを待つより、自分から近づける仕事の方がいいなと考え、看護師へのキャリアチェンジを決心しました。看護学校に行き、29歳で看護師になりました。
今振り返っても、看護師になって良かったです。大変なこともありますけど、「自分がやりたかったのはこっちだったな」と感じています。
|偶然の配属が専門性への扉を開いた
地元は石川県で、新卒では金沢市内の急性期総合病院に入職しました。約10年、いろいろな科を経験する中で、専門性を磨いてきました。
認定看護師の資格を取ろうと思ったきっかけは、その病院で「外来化学療法室を立ち上げる」という計画が出てきたことでした。私のいた病棟は、混合病棟で比較的落ち着いていて、病室が空くことも多かった。その頃、外来化学療法室を整備する流れが全国的にあり、多くの病院で体制を拡充しようという時期でした。
「病棟の一角を外来化学療法室にして、病棟の看護師が患者さんを診る」
そんな流れになって、私が担当になりました。望んでいた道というより、急に役割が回ってきた感じです。
でも、やってみると面白かった。患者さんと話すのも、勉強するのも、がんのことも薬のことも、知れば知るほど深くて。そこから「もっとちゃんと学びたい」と思うようになりました。

|専門性を使ってくれる八尾徳洲会総合病院
石川から大阪に転居することになり、いくつかの病院を経験して、2018年に八尾徳洲会総合病院に入職しました。転職理由としては、「認定看護師としての専門性を活かして働けるところ」が第一の条件でした。
私はがん薬物療法の認定看護師なので、できるならケモ室(外来化学療法室)で働きたいと考えていました。病棟でももちろん学びはあります。ただ、専門性を活かしたいという思いが強かったのと、患者さんと継続的に関わりながら支えていけるケモ室の働き方が、自分には合っていると感じていました。
他院では、認定を持っていても関連部署に配置されないこともあると聞きます。友人でも、がん薬物療法認定看護師の資格を持っているのに糖尿病病棟に行った、という話があって。病院ごとで事情はあると思いますが、「せっかく勉強して取った資格が活かしきれない」のは、本人にとっても、患者さんにとっても、もったいないなと。
その点、八尾徳洲会総合病院では、専門性を活かせる場所で“使ってくれる”。それが八尾徳洲会総合病院を選んだ一番の決め手です。

|認定看護師としての役割を持てる“働きがい”
八尾徳洲会総合病院で働いていて感じるのは、「学ばせてくれる」だけじゃなくて、「学んだことを活かす場をつくってくれる」ということです。
認定看護師の資格は、現場で使ってこそ意味があると思っています。八尾徳洲会総合病院では、認定看護師を関連部署に配置して、役割を持たせてくれる。専門性を活かして働ける実感があります。
たとえば今取り組んでいるのが「看護師面談」です。医師が化学療法を「実施してOK」と判断した後、患者さんはケモ室に来ます。でも、診察では副作用や生活状況を十分に深掘りできないこともある。医師側にも時間の制約がありますし、そこは仕方ない部分もあると思います。
だからこそ、治療に入る前の問診を、私たちが丁寧に取る意味がある。実際に話を聞いてみると、手足の痛みが強くて「今日は治療が難しいかな」という状態の患者さんがいたり、休薬が必要な薬を飲み続けてしまっていたりすることもあります。
以前は点滴室で問診をしていましたが、他の患者さんがいると、プライバシーの面で深く聞きにくい。そこで、空いている診察室を使って面談を行う形に変えました。必須業務ではないのですが、患者さんには概ね好評です。話を聞いてくれる人がいるだけで、ホッとされる方も多いんだなと感じています。
がん薬物療法認定看護師としての知識があるからこそ、生活と治療をつなぐ会話ができる。
「この治療だと、この時期にこういう副作用が出やすい」「その予定があるなら治療日を調整できるか主治医に相談してみましょう」といった風に、患者さんの生活に合わせて一緒に考えていけるのが、この仕事のやりがいです。

|「もっと診たい」から始まった診療看護師への挑戦
診療看護師(NP)への挑戦は、認定看護師の“次の段階”というより、私の中では「もう少し診る力を増やしたい」という気持ちからです。がん薬物療法領域からNPを目指す人は多くないと思います。
診療看護師は、データや画像を読み取って、身体の状態をより深く評価できる。そうなると、副作用を早く察知できたり、「このまま続けたら次に何が起きそうか」を先回りして考えられたりする。
がん患者さんは、がんだけを持っているわけじゃない。糖尿病も多いし、心臓などの併存疾患もあります。そういう全体像を見ながら、治療の安全性や生活の見通しを、もう少し具体的に支えられるようになりたいと思っています。
きっかけは、院内の皮膚・排泄ケア領域の方で、すでにNPを取得していた先輩に声をかけてもらったことでした。
「一緒にがん患者さんの看護の質を上げていきたい」と言われて、そこまで言ってもらえるのは嬉しかったですし、背中を押されました。
勉強は正直しんどいです。時間も削られますし、心が折れそうになることもあります。でも、学ぶことで見える景色が確かにある。分かって働ける方が、仕事は楽しくなる。そういう実感があるから続けられているのだと思います。
八尾徳洲会総合病院は、業務調整も含めて学びを後押ししてくれる土台があります。学べる環境があって、学んだ後も活かせるフィールドがある。そこは大きなやりがいにつながっています。
今は、超音波(エコー)を見られるようになって、「エコーなら任せて」と言えるくらいになりたい、という目標もあります。穿刺やルート確保も含めて、臨床で返せる力を増やしていきたいです。

|次の一歩を考えている方へ
八尾徳洲会総合病院を一言で表すなら、「多様性がある職場」だと思います。いろんな人がいて、それぞれのやり方があって、全部を肯定するわけではないけど、「あの人はあの人」と受け止める受け皿が広い。だから、居心地がいいと感じる人も多いと思います。
それと、子どもがいるスタッフへの配慮も、病院全体として感じます。「子どもが熱を出して休みです」と共有しても、周りが自然に受け止める。上の人たちが「お子さん大丈夫?」と声をかけているのを見ると、ちゃんと気にかけてくれているんだなと感じます。
キャリアアップを考えている方には、大変さは正直に伝えたいです。勉強もしないといけないし、実習もあるし、時間も取られます。私も何回も心が折れかけました。でも、勉強して分かるようになって働く方が、やっぱり楽しい。ルーティンで仕事をこなすだけじゃなくて、「なぜここでこれをするのか」「次に何が起こり得るのか」が分かっていると、現場での見え方が変わります。
八尾徳洲会総合病院は、学ばせてくれる環境があって、学んだ後もその学びを活かせる配置を考えてくれる。「やりたい」と言ったことを、現場で形にしていける可能性がある。そういう職場だと思っています。
「専門性を磨きたい」「学び続けたい」「患者さんの生活も含めて支えたい」
そんな方には、きっとピッタリな環境だと感じています。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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学びたい気持ちに、年齢も経験年数も関係ありません。八尾徳洲会総合病院は、「やってみたい」という一歩を、現場で支えてくれる病院です。資格を取ることがゴールではなく、「患者さんのためにどう活かすか」を考え続けられる環境で、あなたらしい専門性の磨き方を見つけてみませんか?