中途でも馴染める、多様性を受け入れる八尾徳洲会。三次救急7年の経験を活かし、院内保育・時短勤務で両立する看護師の声

呼吸器内科病棟 看護師 Kさん
滋賀県の看護専門学校を卒業後、急性期の総合病院に入職。呼吸器内科・外科領域で約7年間、三次救急の現場で急性期看護を経験。結婚を機に大阪府八尾市に転居し、八尾徳洲会総合病院へ転職。入職はコロナ禍と重なり、呼吸器内科でコロナ病棟の立ち上げを経験。第一子出産後は産休・育休を取得し、院内保育や時短勤務を活用しながら職場復帰。現在は同じ呼吸器内科病棟でフルタイム勤務を続けながら、学生指導や新人教育にも携わっており、まもなく第二子出産に向けて産休取得を控えている。
<目次>
・三次救急病院から八尾徳洲会へ
・コロナ禍での転職、看護観の変化
・院内保育・時短勤務、子育て両立
・中途入職を受け入れる風土
・就職を検討中の方へ
|三次救急で積んだ7年。キャリアを止めない選択
看護専門学校を卒業し、新卒で急性期の総合病院に入職しました。配属されたのは呼吸器内科で、新卒からずっと呼吸器内科と外科の領域で7年ほど働いてきました。三次救急を担う大きな病院で、救急車もかなりの数が来ます。決して楽な現場ではありませんでしたが、そこで看護師として力をつけられた7年間だったと思います。
|結婚を機に、大阪・八尾での転職先選び
結婚を機に、大阪に引っ越すことになり、転職先を探しました。相手の勤務先からの通勤の便と、将来的に子育てもしやすいエリアでと考えていたところ、八尾市が候補にあがりました。
転職先に私が求めていた条件として、「キャリアは落としたくない」という強い思いがありました。これまで三次救急で積んできた経験を活かせる場所で働きたい。救急件数の多さや高度な医療に力を入れている病院を条件に探していたところ、八尾徳洲会総合病院があると知りました。
前職の先輩にも相談したところ、「忙しい病院だけど、忙しくてもいいんやったら徳洲会グループやし、良い病院やと思う」と背中を押してくれました。結婚相手が転勤族だという話もしていたので、全国に病院がある大きなグループだという点まで踏まえて勧めてくれました。
|決め手は、子育てを見据えた就業環境
八尾徳洲会に就職を希望したもう一つの理由として、子育てを見据えた環境が整っていたことがありました。院内保育・病児保育室が完備されていて、安心して子どもを見てもらえる。急性期のやりがいと、子育ての安心感。その両方が揃っていたことが、最終的な決め手になりました。

|コロナ禍での入職。手探りで築いた感染看護の経験
転職したのは、ちょうどコロナ禍の時期でした。感染者数がかなり増えていた大阪に行くのは、正直こわさもありました。それでも、ここで感染を学べることは自分の武器になるはずだと考えて、飛び込みました。面接のときに「呼吸器で来るなら、おそらくコロナ病棟になると思う」と言われていたので、そこはある程度覚悟していました。家族には心配されましたが、「一度決めたら、止めても行くでしょ」という感じで、送り出してもらいました。
入職後は、これまで経験したことがないことの連続でした。前職でも呼吸器内科でお看取りは経験していましたが、コロナ禍ではご家族に会ってもらえないまま看取りをしなければならないなど、それまでと違いすぎる場面が続きました。それでも、先輩看護師たちと一緒に一から手探りで感染対策をしながら患者さんに関わった経験は、確実に自分の力になったと思います。誰も正解を知らない中で、自分たちで調べて動くしかない。そのような状況を乗り越えたことは、自信につながっています。
|変わった看護観 ─ 会えない時代に学んだ「家族への関わり」
コロナ禍を経て、看護観は確かに変わりました。会えない時期だからこそ、できる範囲でご家族にどう関わるかを以前よりも考えるようになりました。お見舞いには来られなくても、電話で現状を伝えるなどして、ご家族とどうにかつながる方法を探して行動しました。
印象に残っているのは、関東に住んでいて、なかなか面会に来られないご家族との関わりです。こちらから連絡を続けていたところ、「連絡をもらえたおかげで、仕事の都合をつけて大阪に帰ってこられた」というお話を後から伺いました。患者さんが今どういう状況なのかをきちんと伝えたことで、最期の家族との時間を取ってもらうことができた。看護師側から働きかけることの大切さを実感した出来事でした。
今は面会がしっかりできる時代に戻りました。ご家族が来てくださったら一緒に病室に入り、今どう感じておられるかを伺ってフォローする。ご家族への看護ができることは決して当たり前ではないと、コロナ禍を経験したことで気付くことができました。

|急性期のスピード感 ─ 入院初日から始まる退院支援
八尾徳洲会に来て驚いたのは、退院支援のスピード感です。入院したその時点から、もう「家に帰れる方がいいのか」を考え始めます。ご家族からすれば「入院してきたばかりなのに」と感じる時期から、病状が良くなれば帰れるのか、介護が必要になったらどう考えておられるのか、といったことを早い段階で伺っていきます。急性期だからこそ、この先を見据えたスピード感が大切だと感じています。
正直に言えば、まだ自分自身が追いつけていない部分もあります。それでも、ご家族が来られたら声をかけたり、来られそうな予定を電話で確認したりと、以前より意識して動くようになりました。
同期と話していても、「10年前とは看護が全然違うかもしれない」という声が出ます。入職した頃は高齢の方でも、もう少し病院で看られていた気がしますが、今はできるだけ早く退院/もしくはリハビリ等次の病院に移っていただくという風に変わってきています。看護師として長く働いていても、常にアップデートし続けなければいけないと感じています。
|学生指導・新人教育のやりがい ─「育てる」楽しさ
一人目を出産後、しばらく時短で勤務していました。夜勤がなく、平日・日勤にずっといたことをきっかけに、学生指導を任せてもらうようになりました。ちょうど自分が子育てをしている時期で、「育てる」という点に共通点を感じたのを覚えています。何も分かっていない相手に対して、きちんと意味が理解できる言葉で説明する。すぐ手を出したくなるけれど、手伝うのではなく見守る。そういうところが、子育てと学生指導は似ているなと感じています。
病棟の副主任さんと一緒に指導するなかで、最初は緊張して何も分からなかった学生が、最後には患者さんの生活リズムを整えるなど、良い関わりをしてくれるようになる。「ちゃんと看護師になろう」という姿勢で挑んでくれる姿を見ると、本当に嬉しくなります。できるようになったときの喜びは、親とは少し視点が違いますが、どこかお母さんのような気持ちになっている自分がいます。
新人に対しても、私自身がチューターになることは多くありませんが、他のスタッフと状況を共有しながら関わります。今の病棟では若いスタッフがチューターを担っているので、その子に合った教え方ができるようにサポートするようにしています。呼吸器内科は急変する患者さんが多く、状態が急に変わっていくことや、動揺されるご家族を前にパニックになってしまうことが、新人には最初の壁になりがちです。ただ、今来ている子たちは自分のできること・できないことを朝にきちんと伝えてくれるので、打ち合わせをしながら一緒に進めています。1〜2週間でできることがどんどん増えていくのを見ると、その成長のスピードに驚かされます。

|若手中心でも連携が光る、チームワークの良さ
今の病棟は若い世代が多いのですが、連携のよさには自信があります。わざわざカンファレンスを開かなくても、スタッフステーションで「この患者さん、こうだったよ」という会話が自然に飛び交っています。情報がきちんと回っているので、体調を崩して休んだスタッフがいれば「大丈夫だった?」と声をかけ合える。患者さんに真剣に向き合っているからこそ、伝えるべきことも自然と口に出せる。みんな仲が良く、いい病棟だと感じています。
|院内保育・時短勤務。子育て世代に寄り添う環境
私自身、八尾徳洲会で第一子の産休・育休を取得し、復帰後は子どもが3歳になる前日まで時短勤務を利用しました。勤務は9時から15時半まででした。
また、最初は院内保育室に子どもを預けていました。先生方がとても手厚く見てくださったので、安心して働けたのを覚えています。私の病棟が8階で、9階が保育室という配置だったので、「一つ上の階に自分の子どもがいてくれる」という安心感がとても大きかったです。「子どもも頑張っているから、私も頑張ろう」と思える、そんな距離感でした。
子育て・家庭との両立のために、家族のサポートを受けながら、看護師としてできることは全力で、難しいところは「できない」と師長に相談するようにしていました。例えば、夜勤は難しいのでお断りしていましたが、休日出勤は祖母に子守を頼めたので「この日なら出勤できます」と伝えるなど、家庭の状況に合わせて勤務シフトを調整してもらいました。子どもが落ち着いてからは、また夜勤にも入るようになりました。

|復職の不安を支えてくれた、師長とスタッフの柔軟さ
復帰する際には、不安もありました。復帰した病棟がずっとコロナ病棟で、子どもがいるスタッフがほとんどいなかったのです。独身や若いスタッフが多かったので、協力してもらえるだろうかと心配していました。
でも実際には、師長が「この子は何時に帰るから」と周りに伝えてくださるなど、とても柔軟に関わってくださいました。子育てを終えた世代の先輩が「帰れないようなら患者さんを見ておくよ」と声をかけてくださり、その姿を見た若いスタッフも自然と声をかけてくれるようになりました。独身のスタッフの配慮と優しさに支えられていることを、あの時期に痛感しました。今の病棟は、以前より妊婦さんや若いママさんも少しずつ増えてきています。

|これから学びたいこと ─ 在宅・訪問看護への関心
長く呼吸器内科で働いてきて、在宅酸素を使いながら家で生活される、注意点の多い患者さんと多く関わってきました。これからは家で暮らしながら療養される方が、ますます増えていくと思います。だからこそ、在宅での看護も学びながら、もう少し病棟で経験を深めたい。将来的には、訪問看護のような分野にも挑戦してみたいと考えています。
|中途入職でも管理職を目指せる。多様性を受け入れる風土
八尾徳洲会は中途入職のスタッフが多い病院です。「絶対にこの方法でないとダメ」と言われることがあまりなく、「前の病院ではどうしていた?」と、これまでのやり方を大事にしてくれます。看護方式が違うこともありますが、そのぶんお互いの良いところを取り入れられる場面が多いと感じます。
役職についている方でも「八尾徳洲会には、中途で入ったよ」とおっしゃる方がおられます。前職では系列の看護学校出身の方が役職につくイメージが強かったのですが、八尾徳洲会は、中途で入っても管理職を目指せる、目指させてくれる病院だと感じています。多様な価値観を受け入れ、キャリアを後押ししてくれる風土がある。それが大きな魅力です。

|未経験でも大丈夫―就職を検討中の方へ
急性期で働きながら子育てと両立できるのか、不安に感じる方は多いと思います。私自身もそうでした。でも実際には、忙しさの中にもチームワークがあり、看護師としてのキャリアと家庭を両立できる環境がここにはあります。中途で入る方にとっても、これまでの経験を大事にしてくれる病院なので、「馴染めないかも」という心配はいりません。
子育ての面でも、行事など色々と企画してくれる院内保育室があり、時短勤務など働き方も柔軟に選べます。
急性期に挑戦したいけれど不安がある方、長く働き続けられる環境を探している方に、八尾徳洲会総合病院をぜひ一度見ていただきたいと思います。
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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